高齢化社会に向けて介護施設や事業所などの普及はされているもののそこで働く介護職の人材不足はまだまだ続いているようです。資格の有無を問わない求人募集も多く見受けられ、雇用形態や就職先を選ばなければ比較的簡単に就職先が見つけられると言われています。

介護職員初任者研修修了者は、正社員の仕事もパートの仕事も同じ介護業務を行ないます。しかし、その責任の重さや介護業務に伴う事務的なことなどは異なります。正社員の仕事は、保有する資格により生活指導員やサービス提供責任者、ケアマネージャーなどの役職もありますが施設などによっては、パートでも資格を持っていればその役職としての業務に就けるようです。

正社員とパートで大きく異なる点では、正社員の場合は給料面はもちろん、賞与や昇給、社会保険完備などの待遇があり、時短勤務制や託児所などの勤務制度が利用できることです。パートの場合には、自分のライフスタイルに応じて、勤務時間や勤務日数を選べるのがメリットではありますが、正社員ほどの待遇がないというデメリットもあります。資格がない場合は、正社員の仕事の補助をすることも多く、特に入所型の老人ホームではベッドメイキングや備品の管理など介護とは離れた仕事を行なっているようです。

無資格の方でも、長く仕事を続けたい場合にはまずは、介護職員初任者研修を受講することをおすすめします。130時間のカリキュラムを最短約1ヶ月で修了できる比較的簡単な研修ですので、チャレンジし易いからです。これにより業務の幅が広がり以前に比べて多くの仕事を担当することができるでしょう。